この記事は「データベーススペシャリスト資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。今回は知識およびSQL(確認ドリル)について書く。(SQLはGoogle Big Queryに準拠)
また、考察においてキャリアコンサルタント資格の挑戦ログについても記述する。
実技演習(論理設計)
概念データモデル(ER図)のおさらい
- 午後試験においても、ER図の基本についての正しい理解は必須。
- 詳細は過去記事参照。ER図と多重度(リンク先)、スーパータイプとサブタイプ(リンク先)
- いくつか要点おさらい。「試験の規定表記ルールあり」「片エンティティ(たとえば”学生”表)から見て、一つの学生につき…と読む。これを双方向行う」「●、〇はデフォルトでは必要。問題文に省略すると書いてない場合、書く必要あり(午後試験では0を含むか否かはこの表記。午前試験ではUMLを用いて0…*のような記載もある)」「スーパタイプとサブタイプの記載ルールは守ること」
概念データモデルと関係スキーマ
- 概念データモデルを元に、関係スキーマを作成する。
- まず、ER図のエンティティがそのまま表となる。
- たとえば、「学生→受講←講座」のER図があれば、”学生”,”受講”,”講座”の表を作る。(なお、多対多の関係は通常無い。連関エンティティを挟む。)
- 次にスキーマを作る。「学生(学生№(主),氏名,住所…)」「講座(講座№(主),名称…)」
- このとき多重度を見る。このステップがとても大事で、1対多関係においては1の側が主キー側、多の側が外部キー側。(ただしこれは便利ツールであり、万能ではない)
- これを踏まえると、”受講”表は”学生”および”講座”の主キーを、外部キーとして持つとわかる。「受講(学生№(外)、講座№(外)、成績…」となる。なお”受講”表の主キーは{学生№,講座№}となる。
- また、試験の表記ルールで主キー下線と外部キー破線が被る場合は、外部キー側の破線を付けないようにすること。
- 解法のコツ。ER図の補記とスキーマの補記はまとめて行うこと。たとえばER図の学生と受講のエンティティ間に→を引く場合、関係スキーマの”受講”表に学生№を書く…という具合に。
問題097(SQL確認ドリル)
問題文
- customersテーブルの誕生日(birthday)も、会員登録日(register_date)もnullの顧客は何人いるか求めてください。
- 結果テーブルのカラム名はusersとします。
- 結果テーブルはcostと商品数(number_of_producsts)の2カラムとします。
where, is nullのおさらい
- whereで絞り込む際に、is null関数を使えばnullを検知できる。
- 具体的には以下のとおり。
考察
- データベーススペシャリスト資格について。今回は実技演習のうち論理設計にかかわる問題を解く前に、基礎知識(ER図・関係スキーマ)の復習を行った。また、SQLの確認ドリル(customersテーブルにおいて、誕生日も、会員登録日もnullの顧客は何人いるか)を解いた。
- 考察。キャリアコンサルタント資格について、今日はカウンセリング理論の一部を学んだ。その中でもロジャーズの「理想の自分と、現実の自分の重なりが少ないと不安になる」発想はシンプルだが面白い。満足すべき事とそうでない事を見極め、日々を充足して生きつつ成長するヒントになると思うからだ。
考察のシンプル化と英訳(練習中)
- I want to find out what I am satisfied with and what I am not. to live a good life.
- (私は満足すべきことと、そうでないことを見極めたい。より良い人生を生きるために)
参考資料
- 集中演習 SQL入門/木田和廣/株式会社インプレス
- 2022年度版 ALL IN ONE パーフェクトマスター データベーススペシャリスト/TAC
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