この記事は「データベーススペシャリスト資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。今回は知識およびSQL(確認ドリル)について書く。(SQLはGoogle Big Queryに準拠)
知識(スーパータイプ,サブタイプ)
基本的な考え方
- オブジェクト指向におけるスーパクラスとサブクラスのイメージ。複数のエンティティ(テーブル)に共通する要素を抽出して、より上位の抽象概念として整理する。
- スーパータイプのほうで、共通する属性を定義。サブタイプのほうで個別の属性を定義。
- ER図では分岐点のところに△を書く(試験の表記ルール)
具体例
- たとえばスーパータイプが”社員”、サブタイプが”派遣社員”、”正社員”の場合。
- “社員”に社員№,氏名,入社年月日,所属部署を管理。”派遣社員”に派遣元,時間給を管理。”正社員”に基本給を管理。とするなど。
注意点
- 「問題文中で共通に利用される表記ルール」において、「切り口」という表現が使われる。
- これはたとえば、スーパータイプに”商品”を指定し、切り口の一つ目に「”日用品”と”生鮮品”」、切り口の二つ目に「”通常品”と”おつとめ品”」と分岐するなど。
- 一つの切り口内は排他的。つまり日用品と生鮮品は併存しない。ただし切り口が異なる場合は併存し得る。たとえば生鮮品かつおつとめ品など
- イメージ図は以下のとおり。
- 試験ではこの線と△を補記する問題が出る。何が排他的か理解して補記できるようにすること。(たとえばこの例で、商品から分岐して4つのサブタイプに直接接続したら、意味が変わってしまう)
9月22日復習時追記
- スーパタイプ、サブタイプは、午前2ではあまり見られない。
- スーパタイプ、サブタイプは、午後の論理設計では頻出問題。アウトプットトレーニングで体得済。
問題053(SQL確認ドリル)
問題文
- 「products」テーブルから、商品カテゴリ(product_category)と商品名(product_name)をハイフンでつないだ文字列(例:ケーキ-レアチーズケーキ)を表示する「cat_prod」カラムと
- 「cost」カラムを取得してください。
- 結果テーブルは「cost」の高い順に3レコードだけ表示します。
文字列を連結する関数のおさらい
- concat関数は、引数内の文字列を連結できる。今回は2つの列にくわえて、ハイフンもつなげる。
- そのうえでcostの高い順に並び替え、3レコードだけ表示する。
- 具体的には以下のとおり。
考察
- データベーススペシャリスト資格について。今回はスーパータイプについて復習した。とくに試験で使われる「切り口」の考え方には注意したい。また、SQLの確認ドリルを解いた。お題は「2つの列名をハイフンで繋げた文字列の作成」だ。concatを用いて記述した。
- 考察。”学び直し”のポイントは「自分軸の発見」「現資産の活用」「実践による専門性向上」だと思う。たとえば私はキャリアコンサルタント試験に挑戦し、IT知識・経験も活用し、仕事として行い”後世に影響を残す”ことを計画中だ。1日1分でも学び、仲間を増やし、経過を残す等も行いたい。
考察のシンプル化と英訳(練習中)
- I feel recurrent learning is similar to adventure. compass is my values, process is learning and practice, treasure is wonderful life brought by expertise.
- (学び直しは冒険に似ていると思います。コンパスは自分の価値観、工程は学びと実践、宝は専門性がもたらす素晴らしい人生です)
参考資料
- 集中演習 SQL入門/木田和廣/株式会社インプレス
- 2022年度版 ALL IN ONE パーフェクトマスター データベーススペシャリスト/TAC
- THE21 2022-07 №452/PHP研究所(学び直しについての特集)
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