データベーススペシャリスト資格|2022年10月挑戦ログ 6月21日|DB基礎知識(連関エンティティ)|SQL(確認ドリル)|税金について(使われ方をふまえた考察)

高度IT・基礎知識

この記事は「データベーススペシャリスト資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。

今回は知識(連関エンティティ)およびSQL(確認ドリル)について書く。また、当資格で実務を扱う際に避けて通れない税金について復習する。

※この記事のSQLはGoogle Big Queryに準拠

知識(連関エンティティ)

前回おさらい

  • データベーススペシャリスト資格について「そもそも何?」「大事なポイントは?」「何の役に立つの?」は過去記事にてまとめ済
  • 本試験について過去問ベースの学習を進めていく。

連関エンティティ

  • ER図から表を作成していく際、リレーションが多対多だと実務上都合が悪い。
  • 多対多の関係を、1対多の関係で書き直す際に、真ん中に挟んで使うのが連関エンティティ。
  • たとえば「学生↔講義」の場合、真ん中に一つ表を挟み「学生→連関エンティティ←講義」とする。
  • なお、連関エンティティの名前だが、「両テーブルの関係の名前」を持ってくるとしっくり当てはまる。例えば「学生は講義を”受講”する」とあれば、”受講”テーブルとすれば良い。
  • なお、どうしても名前が思い浮かばない場合は「学生・講義エンティティ」とするのが奥の手
  • この変形は良く行うので、慣れておく。なお連関エンティティはブラックホールのように矢印が収束するので、それが目安

9月22日復習時追記

  • 連関エンティティは、午前2では数問出題されるのみであり、対策済。
  • 連関エンティティは、午後の論理設計では頻出問題。アウトプットトレーニングで体得済。

問題042(SQL確認ドリル)

問題文

  • 「sales」テーブルから、「3」でも「7」でも割り切れる「order_id」で注文した顧客のうち、
  • もっとも小さい「user_id」を取得してください。

modのおさらい

  • mod関数は、引数の一つ目に指定した数値を、二つ目に指定した数値で割った余りを求める。
  • 今回はmod(order_id,3)と、mod(order_id,7)をともに満たす行を抽出する。
  • そのうえでuser_idの昇順にならべ、最初の一つを取得する。
  • 具体的には以下のとおり。

税金について(使われ方をふまえた考察)

前回までのおさらい

  • まず最初に、「税金」の定義を「なるべく公平になるようルール化された、国民が出し合う経費」と一旦置いた。すると、「出し合う経費」の部分についていくつか疑問がわいた。
  • そこで、まず「どのような税をどれくらい出し合っているのか?」について確認した。結論は「国民は税金として、大まかに所得5.2:資産1.4:消費3.4の支払いをしている」「社会保険(健康保険・年金)はまた別である」だ。
  • 次に、「経費としてどのように使われているのか?」について「総支出および内訳」を確認した。また、あくまで個人の学習用として「国民一人当たりの年間負担イメージ」を作成してみた。自分ごとに捉えると、税を身近に感じられて面白い。
  • 次に、「教育関係費の”国民一人当たり負担は年間約16万円”は子どもの数を考えると高額だが、使われ方は?」を確認した。

考察のまとめ

  • ここまで、税金の使われ方について全体感をふまえたうえで、小学校の教育費を例に考察してきた。
  • それにより私なりに大事と思えるポイントが見えてきた。
  • 一つ目。税金は「皆から取りまとめて、専門の組織で協議のうえ分配する」ので、運営費用がかかること。(たとえば教育費であれば教育委員会の経費など)
  • 二つ目。税金は非常に高額であり「運営が分業・標準化」されるので、抜本的な変化や有事には対処しづらいと予測されること。(コロナ給付金などは補正予算での追加となるなど)
  • 三つ目。税金は「社会保障や教育など基本的には”大事なもの”」なので、抜本的なスリム化が難しい。(たとえば教育費も、少子高齢化で子どもの数が減ったからその分減らそう、とはなっていない。少人数制で教育の質を高めるべきという方向にシフトしている)
  • ここまで自分なりに考えれば、犯人捜し的な意見も冷静に見つめることができる。(たとえば、「日本の教育費が高いのは、公的な教育システムが利権や無駄遣いの温床になっているからだ」という意見など)

具体的な対応策

  • また、対応策も考えられる。それは、「長く健康に働いて納税する」ことと「変化や有事に備えた学びを継続する」ことをバランスよく行うことだ。
  • まず納税自体は社会を運営するために必要だ。しかし、税金の仕組みや使われ方を一切知らず、(とくにサラリーマンであれば)ほぼ自動的に納税するだけ、というのも危険な気がする。
  • なぜなら、税金の運営システム(政治そのもの)のガバナンス不全を招くし、変化や有事に対応できないからだ。
  • たとえば日本の社会保障は医療や年金に寄っており、サラリーマンの保障は大部分が企業経由である(簡単には退職しないほうが良いといわれる理由の一つだ。)
  • また、警察や学校は原則「後追いの対応」だ。自己防衛や予防(たとえばいじめの対処)などは個人で積極的に知恵を付ける必要がある。
  • そこで、社会の一員として税の仕組みを知り積極的に参加しつつ、変化や有事に対応でいるよう自分を鍛える必要が出てくる。この時意識したいのは、せっかくなので税を上手く活用することだ。
  • 具体的には「国会図書館や自治体の図書館を使い読書」「博物館や体育施設(スポーツジムやプール等)を活用して健康増進」「大学の公開講座を利用して学ぶ」「サラリーマンでも副業を行い、学びの費用(勿論、売上に寄与するもの)は経費に計上」などが考えられる。
  • また、「国や自治体の補助金を使う」も極めて大事だ。たとえば「育児休業給付金+社会保険料免除」や「専門実践教育訓練給付金」や「自治体によって行っている電動自転車や生ごみ処理機購入の補助」など幅広い。私は、何か行う時、まず国や自治体の補助がないか確認するクセをつけている
  • なお、税金自体を法律の範囲で健全に節約する「節税」については、また別途記事にしたい。いずれにせよ、税金についての学びはきわめてコスパが良いと思う。
  • なぜなら、税の有効活用や節税などにより支出が抑えられるし、学びの意欲が沸くことにより収入の向上が期待でき、自己投資にもなるからだ。

考察

  • データベーススペシャリスト資格について。今回は連関エンティティについて復習した。とくに、実際の試験問題で問われるポイントを中心に確認した。また、SQLの確認ドリルを解いた。お題は割り算の余り値での絞り込み、データの並び替えだ。
  • 考察。今回は「税金の使われ方」に関する学びをきっかけに、個人の対策を考察した。それは「長く健康に働いて納税する」ことと「変化や有事に備えた学びを継続する」ことのバランスだと思う。とくに学びは補助金、図書館、大学の公開講座など「税を有効活用」することが重要だ。

考察のシンプル化と英訳(練習中)

  • It is important to make effective use of subsidies, libraries, and university extension courses. Because it ’s an effective use of taxes.
  • (補助金、図書館、大学の公開講座などを有効利用することは重要です。それは税金の有効活用だからです)

参考資料

  • 2022年度版 ALL IN ONE パーフェクトマスター データベーススペシャリスト/TAC
  • 集中演習 SQL入門/木田和廣/株式会社インプレス(SQL確認ドリル)
  • 会社に使い捨てされない法律とお金の心得/大村 大二郎/双葉新書

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