この記事は「データベーススペシャリスト資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。
はじめに簡単な自己紹介をしておく。私は40代の会社員で本業はITコンサルタントだ。2019年にITストラテジスト、2021年にプロジェクトマネージャに合格した。高度IT資格の攻略法が見えてきたので、今回データベーススペシャリストでも試す。
まだ合格していないタイミングで恐縮だが、挑戦ログは今しか書けないので、こうして記事にする次第だ。
データベーススペシャリストとは何か(シラバスより抜粋)
企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。
1.対象者像
- 高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、
- 最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、
- 固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者
2.業務と役割
データ資源及びデータベースを企画・要件定義・開発・運用・保守する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。
- (1)データ管理者として、情報システム全体のデータ資源を管理する。
- (2)データベースシステムに対する要求を分析し、効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・開発・運用・保守を行う。
- (3)個別システム開発の企画・要件定義・開発・運用・保守において、データベース関連の技術支援を行う。
高品質なデータベースを企画、要件定義、開発、運用、保守するため、次の知識・実践能力が要求される。
- (1)データベース技術の動向を広く見通し、目的に応じて適用可能な技術を選択できる。
- (2)データ資源管理の目的と技法を理解し、データ部品の標準化、リポジトリシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守ができる。
- (3)データモデリング技法を理解し、利用者の要求に基づいてデータ分析を行い、正確な概念データモデルを作成できる。
- (4)データベース管理システムの特性を理解し、情報セキュリティも考慮し、高品質なデータベースの企画・要件定義・開発・運用・保守ができる。
データベーススペシャリスト挑戦ログ
データベースとは
- データベースとは、データの入れ物。セキュリティの観点から普段は隠されてるので意識しづらい
- 多くの人が必要なのはデータのほうと、それをどう活かせるか。大量データをサクッと扱えるアプリもある
- とはいえ、便利なアプリには入れ物のデータベースは必須。需要が高まり、要求も多様化している
データベーススペシャリストとは
- 関連する最新技術を知るだけでなく、実際に使える(抽象から具体へ)
- ユーザーのいま(業務フローと扱うデータ)とねがい(戦略・改善要望・スペックなど)を見て、データベースを「考え、作り、実際に動かす」
- ストラテジストやアーキテクトが戦略・設計するうえでデータベースの観点から手伝う
過去問の概要(令和3年秋期)
- 午前2 ER図、SQL、関数、トランザクション、RDBMS、ビッグデータ
- 午後1 データベースの設計、実装、移行について。正しく読み取り設計する流れ
- 午後2 システムの刷新や新規開発にともなうデータベースの設計について、かなり具体的な内容まで
価値観に合うか
- 合う。私の価値観は「全体、シンプル、熱中、やさしく、誠実」
- 数多くのファクト(事実)を集め、統計の考え方も用いて理論(抽象)を導き、実践(具体)し、生活の質を向上させる
- ファクトに基づく冷静な考え。これからの世の中を生きるうえで必須
- コンピュータを使いこなす。そのためにデータベース構築と活用と最低限の知識は必須
得意なことに合うか
- 合う。私の得意なことは「読解、学び、信念」。毎日コツコツ進められる
- また、「親切、感謝、敬意、貢献」などに合致。ファクトに基づく説明は説得力を増す
好きなことに合うか
- 合う。「具体と抽象」「ファクトに基づく思想」などはとても好き
- ファクトフルネス、原因と結果の経済学、経済データ分析などの書籍を自然と購入していた
- システムアーキテクトにおいても必須知識。データベースは設計の根幹
- 「データベースのきほん」を大変楽しみながら読めた
できそうか
- できそう。過去問は一見難しそうに見える
- しかし「ユーザの戦略や要件を理解し、それをデータベース世界の言葉に置き換える」ことが本質と認識している
- 私は前者の理解は十分理論と実践を積んでいる
- データベース世界の言葉も触りだけ「データベースのきほん」で学びイメージはつかめている
- 何よりワクワクしている。昔からDFDやER図は書きたいと思っていた。ぼんやりした事務フローを具体的な設計に落とし込むため。書けるだけで一目置かれる
次にやりたいこと
- まずは「資格取得」を目標に。私の強みにも合致。見えやすい形で自身とハクをつける
- そのためにまず書籍確認。試験の概要(意義や構成など)を再確認し、ベースとペースとしてアウトプット
- それに基づき学習計画を立てる。当面の学びの幅と深さを見定める。使える時間や他にやりたいこととのバランスも考慮し
- とりわけ、試験申込等はスタートラインなので大事
- より効率的な試験対策のため、TACへ申込。他の資格講座受講歴があるので、割引が効くはず。今回ダメでも次回半額など特典があり、費用対効果は高い。
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