システムアーキテクト資格|2022年4月挑戦ログ 4月12日|システムとの付き合い方

高度IT・基礎知識

この記事は「システムアーキテクト資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。
はじめに簡単な自己紹介をしておく。私は40代の会社員で本業はITコンサルタントだ。2019年にITストラテジスト、2021年にプロジェクトマネージャに合格した。高度IT資格の攻略法が見えてきたので、今回システムアーキテクトでも試す。
まだ合格していないタイミングで恐縮だが、挑戦ログは今しか書けないので、こうして記事にする次第だ。

システムアーキテクトとは何か(概要)

  1. どんな資格?国家高度IT資格。「業務とITのグランドデザイナー」の専門家であることの証明。経営者が大まかな方向性を出したあと、それをどうシステム構築するか。建築で言うところの設計士にあたる仕事。
  2. メリットは?この後、10年は学びと仕事に使える。メタバースやNFTはユーザーからは見えないが、無数のネットワークとコンピュータが必須。その組み合わせは大量で、「ユーザー満足度とコストの最適バランス」がサービスの良し悪しを決める。その心臓部を握るのがシステムアーテクト
  3. どんな試験構成?
  • 午前1、午前2、午後1、午後2の4部構成4部すべて合格することで資格取得
  • 午前1は四択が30問。6割で合格(過去問の暗記勝負。学習目安は約300問)
  • 午前2は四択が25問。6割で合格(過去問の暗記勝負。学習目安は約100問)
  • 午後1は国語問題が2題。6割で合格(国語問題なので解き方を覚える。学習目安は約10題)
  • 午後2は論文試験。評価Aで合格(文字で伝える面接。論文形式なのでコツの理解・ネタの準備・書く練習を)

システムアーキテクト挑戦ログ

全体の進捗

  • 午前2は3ラリー目終了のうえ、もう1ラリー(ざっと)終了。あとは直前アウトプット(過去3年の過去問ベースでざっと確認)。前日に「ざっとラリー」「本試験の注意点」をおさらい
  • 午後1は3ラリー目終了のうえ、もう1ラリー(ざっと)終了。アウトプット練習(まだ解いてない午後1過去問を4~5問続けてやって体になじませる)も終了。あとは直前アウトプット(過去3年の過去問ベースでざっと確認)。前日に「ざっとラリー」「本試験の注意点」をおさらい
  • 午後2の論文試験はコツ・ネタ・ポイントおさらい(とくにツーウェイ添削で何を書いて、何を言われて、どう対処したか)は済。あとは直前アウトプット(手持ちの情報で過去問見て構成できそうか試す)。直前に「本試験の注意点」をおさらい
  • それ以外の準備について。受験票が届いたので写真を貼る。当日のロジ回り(場所ふまえ何時頃出ればよいか)確認。前日は良く寝れるよう調整など

午前2 直前アウトプット

  • 平成30年午前2の25問を実際に解く
  • テキストにおいて、カテゴリ別に並べられた過去問は解いたが、本番同様の並びで解くことでも慣れておく
  • 約半分は過去問の再掲なので焦らず対処。残りも少し考えれば選択肢を絞れる
  • 結果として2問のみ誤り。練習でこれくらいなら及第点

午後1 直前アウトプット

  • 平成30年午後1の問1を実際に解く
  • ブログ記事にも記載のコツ通り対応。約20分で本文と設問を読み、答えのアテ付け終了
  • 概ね解答もOKで7~8割は取れそうな感覚
  • いずれにせよやり方は合っていそう

午後2 直前アウトプット

  • 平成30年午後2の問2を実際に解く
  • 概ね具体性・妥当性・充足性を満たすシナリオを約10分で作成できた
  • あとは本文・設問に沿うことをわかりやすくアピールし、一部知識を盛り込めば良いか

システムとの付き合い方

  • 振り返り①。ユーザーはより良いものを望む「人間」だ。コンピュータは一度作られた指示に従う「機械」だ。そこには大きく深いミゾがある。
  • 振り返り②。ユーザーの「いま」と「ねがい」をしっかりくみ取って、「こたえ」を見つける必要がある。つまり中(コンピュータ)でなく、外(ユーザー)を見る
  • 振り返り③。大事なのはやはりコミュニケーションスキル。 ただ、プログラミングやメタバースについて触りだけでも体験は必要。 若い人との会話を成り立たせるため。 プログラミングを必修で学び、アバターを遊びで作るスピード感には敵わないが、自分の興味分野を少しずつ進めることはできる。
  • 振り返り④。個人でプログラミングをする際は、便利なツール(例えばノーコードツール)が多数あるのでそれらを最大限使い、まずはその範囲内でやってみる。ただ、「自分はもっとこうしたいのに」はネタとして書いておく。興味のきっかけになるため。
  • 振り返り⑤。プログラミングやVRの基礎を体験したら「それを使って何がしたいか」のアイデア出しが大事。学ぶ意欲になるため。 メタバースの進化により「ドラえもんの秘密道具を考える」くらいの自由な発想ができる。 例えばどこでもドアをモチーフにしたVR旅行は商品化されている。
  • 振り返り⑥。プログラミングやVRを使ったアイデアは、少し解像度を上げゴールをイメージするとよい。「どんな嬉しさを、誰に、どうやって届けるか(ベネフィット・ターゲット・差別化)」を元に「PR記事のように名前・できること・嬉しいことを簡潔に」する。複数アイデア・ゴールを出し、筋が良さそうなものがあればさらに進めていく。 個人ならばしがらみは少なく「とりあえず試す」がやりやすい。学びや作成のツールも豊富にある。 アイデアが成功するかは分からないが、苦労や失敗も含めて将来の成功の糧になるのは間違いない。
  • 振り返り⑦。メタバースのアイデアを考えるうえでのポイント。「幸せや人生の意味」について。かつては「ヒトよりもっとすごいもの(神・宗教・国家)」。いまは「好きなように生きる(世界の制約の中で)」。これからは「なりたい自分で生きていく(場合により世界を作る)」。従来とは発想の大きさが違い、だからこそ面白い。
  • 振り返り⑧。メタバースについて、「自分はどうありたいか」が重要になる。これからが始まりであり、一部のユーザで盛り上がり、だんだん社会に浸透し、そこから法整備が始まる。よって、今のうちに大きな考え方を抑え、実践・試行錯誤してみることは本当にメリットがある。
  • メタバースについて、イメージ図でアイデアを形にするのもおすすめ。例えばamazonフライホイールは円の中に「成長」、円の周囲に「訪問者」「出品者」「品揃え」「顧客体験」を書き、循環と成長が低コスト構造・低価格を実現するシンプルな図。

参考書籍

  • アマゾンの最強の働き方/コリン・ブライアー、ビル・カー/ダイヤモンド社

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