この記事は「ブログに興味はあるが、面白いのか?続けられるのか?」という方向けに、具体的な魅力とコツを解説する。より多くの方に伝わり「やってみようかな」「もう少し続けてみようかな」と思ってもらえれば幸いだ。
はじめに簡単な自己紹介をしておく。私は40代の会社員で本業はITコンサルタントだ。2021年8月にブログを開設したが、本業や家事育児が忙しくなり更新が止まっていた。しかし、2022年3月に再開してからというもの毎日の発信が楽しくて仕方ない。そこで今しか伝えられない魅力やコツもあると思い、こうして記事にする次第だ。
ブログの魅力 自分も周りもお得
こちらのブロックは前回の再掲なので、すでにご覧の方は読み飛ばしていただいて構わない。
ブログはまず自分にとって非常にお得だ。
- 暮らしの質が上がる。インプットとアウトプットの黄金比は3:7。その日の学びをブログに書くことで記憶に定着。例えば本なら家事・育児・マネー・仕事と幅広い分野があるのでそれらの学びを活かしやすくなる。
- 毎日、貢献や感謝・達成感による幸福感を得られる。例えば1日1記事でも投稿したら、いつか誰かの役に立つ。良いことをしたのである。もしその記事に感想を頂けたら感謝したり、達成感を得たりできる。人は誰かに貢献・感謝した時や、何かを達成した時に幸せになれる。脳科学的にはオキシトシンとドーパミン。これが毎日続くなら、毎日がプチハッピーということ。
- 可能性が広がり人生をより楽しめる。もし記事が誰にも読まれなくても、ブログを通じて学ぶマーケティングやライティングの基礎は一生役に立つ。もし多くの人に読んでもらえたら、交流を経て更にレベルアップできる
次にブログはもちろん、周りにとってもお得だ。
- 悩みが解決される。
- 良いなと思ったらツイートするだけで、お得の輪が更に広がる。
- 良い商品が広告で皆に広まり、経済が活性化する。ひいては皆の生活の質を上げる。
毎日楽しく、無理なくスキマ時間で続けるコツ
それではブログの魅力を最大限引き出すためのコツをお伝えする。文量が多くなるため、何回かに分けて投稿させていただく。今回のポイントはここからとなる。
その4.まずは「1日1記事を3カ月」を続けてみる
- 経営戦戦略も、マーケティングも「自分の強みをどこで活かして戦うか」が本質だ。しかし、いきなりベストな答えに行きつくことはまずない。ためして、分析して、微調整することで、強く美しい戦略になる。
- よって、これは私自身の目標にもなるが、まずは「1日1記事を3カ月」を続ける。それにより「内容が洗練される」「データが貯まり分析できる」「多くの人に見てもらえる」などのメリットが期待できる。
- 私もこの記事を書いている時点でまだ再開2週間だが、皆様からのDMや質問に答えるうちに、自分のベネフィットや方向性がよりシャープになった。行動が大事とあらためて認識した次第だ。
- なお、1日1記事を3カ月続ければ約100記事になるが、ここがある程度の方に読んでもらえるようになる節目のようだ。樺沢先生の著書「アウトプット大全」でも「100-300-1000の法則」として紹介されている。
- さて、そして続けるにあたっては、人間の本能をうまく利用したい。具体的には「ハードルを低くして習慣化をねらう」「報酬の感覚を使う」「気の合う仲間を増やす」などだ。
- 「これならできそう」とハードルを思い切り下げて、2週間ほどやってみて習慣化するのはセオリーだ。例えば私はブログ記事は「メイン3行(事実・学び・宣言)だけ、1日15分で、60%の出来で」を目標にしている。実際、記事が役に立つか立たないかは読み手が決める。15分の記事がバズることもあれば1日かけた記事が読まれないこともあるだろう。まずは続けることを大事にしたい。
- ただし、私の場合ではあるが「商品軸」に寄った戦略を取りたいので、週に一度はアイキャッチの設定や、まとまった時間を取ってまとめ記事の作成などは行っていく
- 「報酬の感覚を使う」もセオリーだ。人は「もう少しで報酬が得られそう」という時にハマる。例えばスロットマシーンや、ソーシャルゲームの10連ガチャなどだ。要は自分の目の前にバナナをぶら下げるのである。ブログ記事であれば誰かの役に立ちたい気持ちがあるので、SNSを活用するのだ。
- その結果、「気の合う仲間が増える」。そうすると自分のやる気も上がる。心理学用語ではピアプレッシャーとも言う。例えば静かな図書館で周りが皆集中していると、自分も勉強がはかどるなどだ。
その5.SNS(Twitter)を活用する
- ブログはオリジナリティがあり自由度の高いコンテンツを充実できる。しかし弱点として、ブログはそれ自体では集客力が無い。作成したばかりのブログは検索にかかりづらく、無人島で店を開くようなものである。
- 一方SNSはその弱点を補ってくれる。SNSはスピーディで気軽な拡散をしてくれるのだ。なお、SNSはその分表現力やデザインの自由度は低い。つまりブログとSNSを掛け合わせると双方が補完し合い更なる魅力を生むことになる。
- なお私の場合は、文字情報がメインなのでSNSはTwitterを選び、できるだけ丁寧なコミュニケーションをしたかったのでそれ以外のSNSは一旦使わないこととしている。
- さて、それではどうやってTwitterを活用するか。Twitterはコミュニケーションである。そして大量にある名著からコミュニケーションのコツをあえて2つ選ぶなら「人間にとって、自分の名前が最も甘美かつ大切な音だ」「人は自分に深い関心を寄せてくれる人に好意を持つ」だと思う。
- つまりTwitterにおいて大事なのは「相手の名前をしっかり呼び、心からのいいねを届ける」ことだ。本当に相手のツイートに興味を持ってリプすれば、それはお世辞でなく心からの賞賛になる。ブログをSNSで宣伝すると書いたが、人は必要な情報は自分が欲しいときに取りに行くので、こちらから直接売り込んでもしょうがない。それよりまず自分を好きになってもらい、必要なときに自分の記事が役に立てば、少なくとも私はそれでいいと思う。
- ただ、自分のことを知ってもらうのに身だしなみは必要だ。具体的には「プロフィール周りを一貫性を持って整え」「固定ツイートに大事なポイント」を置くなどだ。
- そして、大切な人を迎えるなら準備も必要だ。具体的には「自分が行動を起こしたあとに、自己紹介や大事な発言を自分でリツイートし、タイムラインを読みやすくする」「自己紹介において固定ツイートやプロフィールへの案内も(必要に応じて)添える」
- また、好意(GIVE)は受けたら返すものだし、まずこちらから渡すべきものだ。具体的には、「①自分がツイートした後にいいねをしてくれたら、その方のツイートにもいいねを返す。内容がとても良いと思ったらリプもするし、仲良くなれそうだと思ったら挨拶してフォローさせていただく」「②自分のできるタイミングで、尊敬できる人のツイートを見て、いいねやリプのGIVEをする」
- いずれにせよ大事なのは信頼関係だ。なので、色々な考えの方がいらっしゃるとは思うが、少なくとも私はTwitterのポリシーに抵触する行為は行いたいとは思わない。
- Twitterの尊敬する先輩方は「リプ・いいね周りは大事」と何度も仰っているが、本当にその通りだとしみじみ思う。なお、あわせてお奨めされているのが「定期的な企画」であり、私も一度は試してみようと思う次第だ。もちろん大事なのは人間的なコミュニケーションなので、やり方は慎重に考えるつもりだ。(人によって戦略は違うが、私の場合は「商品軸」なので、自分の経験と知識をふまえオリジナリティのある記事をお届けしたい。そうなると広告の仕方も、価値観の合う方への発信が主体となる。よって「量を重視した広告」という戦略は少しかみ合わない)
その5.(補足)ツイートの注意点
- Twitterはより多くの方に一斉に発信されるので、気軽であるからこそ発言は慎重にするべきだ。「自分の家のドアの前にそのツイートが貼られても良いか?」は一つの目安になる。
- Twitterは気軽なコミュニケーションツールだ。「リプは長すぎず、短すぎず」「DMは必要なときのみ(お礼などはリプで)」など気を付けたい。
- 自分のツイートで心掛けることは、ブログと同じ点も多い。「この発言は誰の何の役に立つか?を考えて」「まず結論から。その後は大事な点から」「ブログへのリンクを貼り」「ハッシュタグは厳選して1つ(多すぎると本文が入らないため)」などである。
その6.感謝する
- ブログの記事更新を続け、SNSで発信すると、たくさんの人からいいねやリプをいただくことがある。私はその1つ1つに、感謝するようにしている。
- それは自分のためでもある。物事を達成した時に得られる幸福感は、脳科学的にはドーパミンなのだが、これは「もっと、もっと」の性質を持つ。例えばお酒は飲んだだけでドーパミンが出るが、次第に物足りなくなり段々必要な量が増えてしまう。
- これを抑えるために大事なのが感謝することだ。脳科学的にはオキシトシンであり、これは幸福感が目減りしづらいことが科学的に証明されている。
- つまり、「いいねやリプをもらえた」数だけ追うと際限がなくなるので、一つ一つに感謝することで幸せに過ごすということだ。
まとめ
- 経営戦略やマーケティングで大事なのは「強く美しい戦略は一貫性がある」ということだ。
- ベネフィットと差別化戦略と4P(製品・サービス、価格、販路、広告)は全て1体である。例えば東京ディズニーランドは「家族(大事な人)と過ごすかけがえのない時間を提供(ベネフィット)」するため「アトラクションやショーやレストランは徹底的に品質にこだわり(商品軸の差別化)」、「高品質なサービスを、それに見合った価格で、パークという販路に来てもらい、季節ごとのイベントなどを主に家族向けに発信」している。
- ブログも同じだ。常に初心(自分が本当にしたかったことは何か)を意識し、自分なりの軸(戦略)を持ちながら、毎日の幸せを大事に楽しんで続けることで、「自分」がはっきりしてくるのだと思う。
- 最後に名著からの引用だが、私もお気に入りの詩をもって今回を終わりとしたい。
私たちは探検をやめることはない
そしてすべての探検の終わりに
出発した場所にたどりつく
そのときはじめてその場所を知る
参考書籍
- ドリルを売るには穴を売れ/佐藤義典/青春出版社
- やりたいことの見つけ方/八木仁平/KADOKAWA
- ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座/菅家伸/ソーテック社
- 学びを結果に変えるアウトプット大全/樺沢紫苑/サンクチュアリ出版
- 人を動かす/D・カーネギー/新潮社
- 人は話し方が9割/永松茂久/すばる舎
- 父が娘に語る経済の話/ヤニス・バルファキス/ダイヤモンド社
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