この記事は「キャリアコンサルタント資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。
なお、並行して行っているSQLの学び(確認ドリル)についても書く。
キャリアコンサルタント資格
資格の概要(再掲)
- 「キャリアコンサルタント」として、キャリアに関する相談・助言・指導が標準レベルにあることを証明する。国家資格(名称独占資格)で、5年に1回の更新が必要。
- 試験時期は年に3回。形式は学科と実技。主催は協会と協議会。私は2023年3月に協議会で申し込み予定。
学習ロードマップ(再掲)
- 私はリカレント様の「キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座」を受講。
- 2022年10/1~12/3までの「応用実習・総まとめ(週1回の対面講義)」および「修了試験」は無事終了。
- 現時点の詳しい学習計画は以下のとおり。(グレーは完了したもの。赤字は変更したもの)
学習記録
概況
- 現在は「学科重点期間」として、1日1時間づつの学科マスター動画を見て、並行して1問1答の2ラリー目(および、オンラインで配信される1問1答1000問での回答)を行っている。
- また、並行して面接試験の対策は、週1ペースで実践練習の形で行っている。
記録(学科試験 4章-5-E)
- 学科試験についてテキスト第4章-5「個人の多様な特性の知識」について要点テキストの読解と、1回目の一問一答を行った。
- 4章-5-E「その他」は、治療者、生活困難者他の各種制度に係る過去問をもとめたもの。
メモ(治療と仕事の両立支援について)
- 現代では「約3人に一人が、病気を抱えながら仕事を続けている」(広報誌「厚生労働」より)
- 今後の高齢化、生涯現役社会においては、仕事と病気の両立が必要。
- しかしながら、個人や企業の知識・取り組み不足から問題になるケースも多い。(仕事を理由に通院が疎かになる、または傷病休暇をきっかけに離職してしまう等)
- よって、個人による自律した取り組みと、社会による支援の両面が必要。
- まず、治療と仕事の両立支援は、労働者本人からの申出があって初めて取り組みがなされる。(私傷病である疾病に係るものであるため)
- 企業による取り組みは「疾病の増悪や再発」が無いよう、「通院等の時間確保」「健康状態や業務遂行能力をふまえた就業上の配慮(仕事の場所・内容・時間など。繁閑を理由に配慮しないことは認められない)」などがある。
- これらの取り組みは労働安全衛生法の「安全・健康・快適な職場作り」という理念に基づくもの。
- なお、「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」は具体的な取り組み方法をまとめたもの。
- たとえば、もし”うつ病”で長期休暇し、職場復帰したとする。この場合、以下のような流れが想定される。
- まず、両立支援を依頼する(労働者本人による申出)
- 次に、相談窓口を確認する(通常、会社は定めているはず)
- 次に、両立支援プランまたは職場復帰プランなど、プラン作成を依頼する(上述のガイドラインに具体内容あり)
- そして、プランに基づき状況を見ていき、シュロスバーグの4S(状況、自己、周囲のサポート、戦略)の観点で行動していく。
- このように、生涯現役社会においては、自律(自分の健康と安全は自ら守る。将来、後悔しないように。誰も責任は取ってくれない)、したたかさ(利用できる制度は使い倒す。このためには一通りの法令含めた知識、国のサマリー、最新情報、専門家とのネットワークが必要)が重要と思われる。
両立支援等助成金について
- 「両立支援等助成金」は、職業生活と家庭生活が両立できる“職場環境づくり”を行う事業主を支援する制度。
- 対象は主に中小企業。種類は「出生時両立支援コース」「介護離職防止支援コース」「育児休業等支援コース」「不妊治療両立支援コース」「新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置による休暇取得支援コース」などがある。
- たとえば「介護離職防止支援コース」であれば、まずは「介護支援プラン」の作成・導入が必要。
- 次に実際の環境整備取り組みとして、「実態把握・制度設計・実際の支援」などを行っている必要がある。
- 社会保険労務士に申請代行を依頼することも可能。社労士法人はこれら助成金を完全成功報酬のみで請け負っているケースが多い。
SQL(確認ドリル)
- 直近はキャリアコンサルタント資格に集中する。
- ただし、本業はIT領域であることと、プログラミングやSQLを毎日少しづつ触る行為が楽しいことから、SQLの確認ドリルを1日1問解くことは続ける。
- なお、SQLはGoogle Big Queryに準拠する。
問題191
問題文
- salesテーブルとcustomersテーブルから、顧客ごとのもっとも利益が出た注文IDと、その利益額を調べてください。
- 結果テーブルは、注文ID、利益額の2カラムとします。
回答プロセス
- まず、salesテーブルとproductsテーブルを結合し、各データ単位で注文ID、利益額を求める。
- なお、利益額は各データにおける「販売額-(販売数×単価)」で求める。
- その結果を仮想テーブルに保持しておき、メインクエリでそれを呼び出しつつ、注文ID単位に利益額を束ね、最大のものを取得する。
- 具体的には以下のとおり。
考察
- キャリアコンサルタント資格について。治療と仕事の両立支援等に係る過去問を解いた。このような支援の理念と制度を知っておき、使える(申出する)ようにすることは、人生100年時代に健やかに働き続けるうえで重要だと考える。
- 趣味のSQL確認ドリルについて。本日は「salesテーブルとproductsテーブルから、もっとも利益が出た注文IDと、その利益額を調べる」を解いた。各データ単位の利益額一覧をwith句で保持し、メインクエリで注文ID単位に集計して最大値を取得する形で記述した。
考察のシンプル化と英訳(練習中)
- I think it is important to know about support for balancing treatment and work.
- (治療と仕事の両立支援について知ることは大事だと思います。)
参考資料
- 国家資格キャリアコンサルタントになるには?/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 国家資格キャリアコンサルタント学科試験要点テキスト&一問一答問題集/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 国家資格キャリアコンサルタント実技試験(面接・論述)実践テキスト2022年版/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 集中演習 SQL入門/木田 和廣/株式会社インプレス
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