キャリアコンサルタント資格 2023年3月挑戦ログ 11月30日 学科試験の学習(4章-3-D)|SQL(確認ドリル)

専門知識

この記事は「キャリアコンサルタント資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。

なお、並行して行っているSQLの学び(確認ドリル)についても書く。

キャリアコンサルタント資格

資格の概要(再掲)

  • 「キャリアコンサルタント」として、キャリアに関する相談・助言・指導が標準レベルにあることを証明する。国家資格(名称独占資格)で、5年に1回の更新が必要。
  • 試験時期は年に3回。形式は学科と実技。主催は協会と協議会。私は2023年3月に協議会で申し込み予定。

学習ロードマップ(再掲)

  • 私はリカレント様の「キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座」を受講。
  • 2022年10/1~12/3までは「応用実習・総まとめ」として週1回の対面講義を実施。11/12,11/19に修了試験あり。
  • 現時点の詳しい学習計画は以下のとおり。(グレーは完了したもの。赤字は変更したもの)

学習記録

概況

  • 現在は「面接重点期間」として、週1回の講義を中心に学習している。
  • また、並行して学科試験、論述試験の学習を、参考テキスト(本記事の最後に記載)を元に少しづつ進めている。

記録(学科試験 4章-3-D)

  • 学科試験についてテキスト第4章-3「ライフステージと発達課題の知識」について要点テキストの読解と、1回目の一問一答を行った。
  • 4章-3-D「その他の発達理論等」は、ハヴィガースト、レヴィン、ブロンフェンプレナー、マーシャ等の理論家に係る過去問をもとめたもの。
  • ハヴィガーストは発達段階の概念を最初に提唱し、人生を6つの段階に区分した理論家。たとえば老年期の課題は「配偶者や自らの死への準備」、青年期の課題は「職業の選択と準備」などとした。
  • なお、人生100年時代において「LIFE SHIFT」では3.0シナリオ(従来の学び・勤労・老後)から3.5シナリオ(定年後の延長雇用)、4.0シナリオ(柔軟な働き方の選択)、5.0シナリオ(エクスプローラとして自身を見つめ直す)など様々なシナリオを提唱した。
  • 理論家の発達段階と、現代社会の在り方をレイヤとして重ねることで、様々な発見や疑問が浮かびそうで、興味深い。
  • レヴィンは青年を「周辺人」「境界人」と呼んだ。社会的に不安定な存在とも捉えている。
  • 若年者のリアリティショックに通ずるものがある。故に若者支援の在り方も、自己肯定感を高めつつ徐々に社会を知ってもらうなど、配慮が求められるものと考えられる。
  • ブロンフェンプレナーは環境に着目し、ミクロシステム(家族内や他家族間)、メゾシステム(学校、友人、近隣)、エクソシステム(家族ネットワーク、地元行政機関等)、マクロシステム(文化、習慣、価値観、法律など)の4つの次元に分類した。
  • 人間の発達段階は、個人と環境の相互作用によって形成されるとした。
  • この考えはスーパーのライフキャリアレインボー(人は様々な役割を持つ)、サビカスの自己構成理論(役割を果たす中での自分らしさ構築)、エリクソンのアイデンティティ(青年期の課題)などと通じるものがある。
  • あくまで抽象概念であるが「人は周囲との関わりの中で自己を形作っている」という理論は、様々な考察のスタートにできると思う。
  • たとえば現代社会では、仕事においては「現状に甘んじず、常に成長せよ(利益のために)」を求められ、生活における”普通”(ファッションや暮らし)のレベルは徐々に引き上げられ…それら環境に完全に順応しようとすると、大変難しい(苦しい)人もいるだろう。
  • その場合、「それらはあくまで周囲の環境(ユヴァル・ノア・ハラリの言う”虚構”)であり、私個人の幸せを目的とするものではない。私自身がどうありたいか改めて考え、社会の役割をどう果たすか考え直したい」と、捉われから抜け出した(社会の枠組みを一歩外から見た)発想をする手助けになるかもしれない。

メモ(”働き方改善”からの観点)

  • 今回の学びは、私のライフテーマ「仕事と家庭の両立に悩む、IT企業のパパママの、働き方改善」にとってどのような意味を持つのか?
  • やはり重要なのは、アイデンティティや自己・周囲の概念などだろう。
  • なぜなら、そのような理論を把握しておくだけでも、今いる環境を一歩外から出て、客観的に眺めることが可能になるからだ。

SQL(確認ドリル)

  • 直近はキャリアコンサルタント資格に集中する。
  • ただし、本業はIT領域であることと、プログラミングやSQLを毎日少しづつ触る行為が楽しいことから、SQLの確認ドリルを1日1問解くことは続ける。
  • なお、SQLはGoogle Big Queryに準拠する。

問題185

問題文

  • web_logから、デバイス別のコンバージョン率を求めてください。
  • コンバージョン率は、セッション中に「/thank_you/」ページの閲覧があったセッション数を、全体のセッション数で割って求めます。
  • 結果テーブルは、デバイス、コンバージョン数、セッション数、コンバージョン率の4カラムで取得してください。
  • コンバージョン率は小数点以下第4位まで求めてください。

回答プロセス

  • まず、全体のセッション数はcidとsession_countのgroup byした結果レコード数で求める。
  • 次に、コンバージョン数は上記レコードを「/thank_you/」ページを含むかで絞り込んだ結果のレコード数で求める。
  • それぞれ、device列を含む数値テーブルとしてwith句で指定し、メインクエリでこれらを結合して計算する。
  • 具体的には以下のとおり。

考察

  • キャリアコンサルタント資格について。その他の発達理論に係る過去問を解いた。なかでもブロンフェンプレナーの「人間の発達段階は、個人と環境の相互作用によって形成される」という理論は、シンプルだが奥深く興味深い。
  • 趣味のSQL確認ドリルについて。本日は「web_logから、デバイス別のコンバージョン率を求める」を解いた。デバイス別の全体セッション数とコンバージョン数をwith句で用意しておき、メインクエリで呼び出し結合・計算する形で記述した。

考察のシンプル化と英訳(練習中)

  • I think it’s good to know that “the environment” is one of the factors that make me who I am today.
  • (今の私を形成する要素に”環境”があることは、知っておくと良いと思います。)

参考資料

  • 国家資格キャリアコンサルタントになるには?/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
  • 国家資格キャリアコンサルタント学科試験要点テキスト&一問一答問題集/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
  • 国家資格キャリアコンサルタント実技試験(面接・論述)実践テキスト2022年版/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
  • 集中演習 SQL入門/木田 和廣/株式会社インプレス

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