この記事は「キャリアコンサルタント資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。
なお、並行して行っているSQLの学び(確認ドリル)についても書く。
キャリアコンサルタント資格
資格の概要(再掲)
- 「キャリアコンサルタント」として、キャリアに関する相談・助言・指導が標準レベルにあることを証明する。国家資格(名称独占資格)で、5年に1回の更新が必要。
- 試験時期は年に3回。形式は学科と実技。主催は協会と協議会。私は2023年3月に協議会で申し込み予定。
学習ロードマップ(再掲)
- 私はリカレント様の「キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座」を受講。
- 2022年10/1~12/3までは「応用実習・総まとめ」として週1回の対面講義を実施。11/12,11/19に修了試験あり。
- 現時点の詳しい学習計画は以下のとおり。(グレーは完了したもの。赤字は変更したもの)
学習記録
概況
- 現在は「面接重点期間」として、週1回の講義を中心に学習している。
- また、並行して学科試験、論述試験の学習を、参考テキスト(本記事の最後に記載)を元に少しづつ進めている。
記録(学科試験 4章-B)
- 学科試験についてテキスト第4章「学校教育制度、キャリア教育の知識」について要点テキストの読解と、1回目の一問一答を行った。
- 4章-B「学校教育法や教育制度」は同法についての過去問を整理したセクション。
- 頻出は学校教育法の一部を改正する法律のうち「義務教育学校」「専門職大学等」。
- それ以外では「編入学(平成10年頃の学校教育法改正により開始)」や「高等学校の教育目的」などが問われている。
- 作問者の意図としては「自律の時代には基礎力と、柔軟な就業力が必要。このため教育基本法や、学校教育法も改正されている。専門職大学のように、より実践を重視する一方、基礎力は集中して学ぶため小中一貫の義務教育学校が始まっている…」というものだろう。
メモ(義務教育学校と専門職大学等の基本データ)
- 義務教育学校は小学校から中学校までの学びを一貫して行うもので、2016年に制度化。数は増加傾向にあり2020年時点で126校。
- 専門職大学等は”専門職を担うための実践的な能力の育成”を目的としており、2019年4月に制度化。現時点で22校1学科であり、大学の総数(790校)においてはまだ少数と言えそうだ。一度は起業体験したり、インターンシップに力を入れたりと様々な工夫が伺える。(ただし認知度が低いため、偏差値としては極めて低かったり、定員割れが半数ほど起こっている模様)
メモ(学歴の価値)
- 高度経済成長モデルにおいては、「良い大学を卒業し、大企業に入社することが安定したルート」とされていた。
- しかし現代において、若年者の離職率が高いままだったり、若年無業者の数が増加傾向にあるのはご存じのとおりだ。
- 「もはや大学はステータスに成り得ない」「アメリカのように”卒業すること自体”は信頼性に繋がる」「大学の最大の価値は、自分より遥かに優秀な人がいるという事実を知ることだ」「大学の価値は、生涯の友人が作れることだ」など様々な意見があるが、共通しているのは「良い大学に入ったからといって、幸せになれるとは限らないし、現代ではそれがより顕著になった」ということだろうか。
- (不安な時代だからこそ、学歴や資格など”形に残る”ものを取りたくなるのは、仕方がないことだと思うが…)
- 結局のところ「自分が本当にやりたいことを見つけ、それに沿って行動する」ことが重要であり、脳はもっとも活性化され、やりがいを感じ正のスパイラルに進むものと思う。
- そうして、自ら選んだ学校であれば、価値観の近い先生や友人と出会い、より自分らしい働き方に繋げられる可能性が高いだろう。
- 逆に、親が色々口出しして、あれやれ、これやれの状態で学校に入ると、学校は退屈だし、就活もきわめて形式的なものになる恐れがある。(やらされ事はモチベが著しく低下する)
- 今すぐ親としてできることは、子どもの話を良く聞いて信頼を深め、子どもが自己理解を深められるよう相談に乗り、決して押し付けず、仕事理解も徐々に進めていくことだと思う。つまり傾聴・共感・目標設定と支援だ。これはキャリコンのスキルそのものである。
SQL(確認ドリル)
- 直近はキャリアコンサルタント資格に集中する。
- ただし、本業はIT領域であることと、プログラミングやSQLを毎日少しづつ触る行為が楽しいことから、SQLの確認ドリルを1日1問解くことは続ける。
- なお、SQLはGoogle Big Queryに準拠する。
問題173
問題文
- salesテーブルとcustomersテーブルから、都道府県別に販売金額の合計額と、販売金額全体に対する割合を求めてください。
- 結果テーブルは、都道府県、販売金額合計、販売金額の割合の3カラムとします。
- 販売金額合計の多い順に並び替えて、トップ3の都道府県に絞り込んでください。
回答プロセス
- salesテーブルとcustomersテーブルは、user_idで結合する。
- 都道府県別に、とあるのでgroup byで指定。販売金額の合計額はsum(revenue)でOK。
- 「販売金額全体」はサブクエリで求めるのが良い。
- 具体的には以下のとおり。
考察
- キャリアコンサルタント資格について。学校教育法の改正に係る過去問を解いた。義務教育学校や専門職大学等の制度からは「基礎は一貫集中、学問より実践重視」の傾向が読み取れる。子どもが望むことを支援し”価値観の押し付け”はしないよう注意したい。
- 趣味のSQL確認ドリルについて。本日は「salesテーブルとcustomersテーブルから、都道府県別に販売金額の合計額と、販売金額全体に対する割合を求める」を解いた。2つのテーブルを結合しつつ、販売金額全体はサブクエリで求めるのがコツであった。
考察のシンプル化と英訳(練習中)
- I do not want to impose my views on education on my children.
- (私は、子どもに教育観の押し付けはしたくない。)
参考資料
- 国家資格キャリアコンサルタントになるには?/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 国家資格キャリアコンサルタント学科試験要点テキスト&一問一答問題集/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 国家資格キャリアコンサルタント実技試験(面接・論述)実践テキスト2022年版/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 集中演習 SQL入門/木田 和廣/株式会社インプレス
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