メタバースについて(第1回)|概要を解説

専門知識

メタバースの概要

メタ(超える)バース(世界)。意訳すると「もう一つの世界」。二つのパターンがある。

一つ目のパターン。リアルと仮想の融合。ミラーワールド。例えば医療現場や製造現場でカルテ・マニュアルをスマートグラスに写したり、遠隔会議や教育に活用するなど企業向けが多い。

二つ目のパターン。仮想世界に住む。フォートナイトが有名。3.5億ユーザ。SNSと同様、「より居心地の良い世界」。より個人に寄り添った世界を提供してくれる可能性。

メタバースの未来

かつてはネットがキラーコンテンツ。向こう10年はメタバースがキラーコンテンツ。

理由はいくつか。画像処理技術の向上、AIの発達、ネットワーク速度向上、環境問題(リアルよりデジタルの方が環境に優しい)、健康や格差問題(仮想世界なら老いも病も美醜格差もない)、ブロックチェーン技術によるDeFiやNFTなどユーザ間直接処理の台頭 など

いずれにせよプラットフォーマーは覇権を握る。メタバースはインターネットやデータセンターが不可欠なので。現在のように、コンテンツは各企業に用意させ、そのベースに居座る構造か

  • Facebookは社名をメタに変更。ヘッドマウントディスプレイを開発しVR寄り。唯一リアルのプラットフォームを持ってないので仮想世界寄りの基盤を狙うか
  • appleはものづくり企業。iPhoneなどが売上の8割。よってリアル路線。スマートグラスを企業向けに
  • Microsoftはバランス型。OSやクラウド。やはりリアル寄り
  • Amazonは物流とクラウド。リアル寄り

メタバース 今後やりたいこと

やはり実際に触ってみたいところ。企画戦略のみでなく。

まずは投資費用があまりかからず、その一方で将来性があるサービスを

日本はどちらかといえば仮想世界の方が強そう。サブカル文化が強いため。その観点で例えばDMMのメタバースを試してみるなど実際に手を動かしたい(DMMは英会話なども展開しておりメタバースと好相性。基本料金無料、PCやVRなしでも参加可能と間口が広い)

参考書籍

メタバースとは何か 岡嶋裕史 光文社新書

コメント

タイトルとURLをコピーしました