キャリアコンサルタント資格 2023年3月挑戦ログ 11月12日 学科試験の学習(3章-4-A)|SQL(確認ドリル)

専門知識

この記事は「キャリアコンサルタント資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。

なお、並行して行っているSQLの学び(確認ドリル)についても書く。

キャリアコンサルタント資格

資格の概要(再掲)

  • 「キャリアコンサルタント」として、キャリアに関する相談・助言・指導が標準レベルにあることを証明する。国家資格(名称独占資格)で、5年に1回の更新が必要。
  • 試験時期は年に3回。形式は学科と実技。主催は協会と協議会。私は2023年3月に協議会で申し込み予定。

学習ロードマップ(再掲)

  • 私はリカレント様の「キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座」を受講。
  • 2022年10/1~12/3までは「応用実習・総まとめ」として週1回の対面講義を実施。11/12,11/19に修了試験あり。
  • 現時点の詳しい学習計画は以下のとおり。(グレーは完了したもの。赤字は変更したもの)

学習記録

概況

  • 現在は「面接重点期間」として、週1回の講義を中心に学習している。
  • また、並行して学科試験、論述試験の学習を、参考テキスト(本記事の最後に記載)を元に少しづつ進めている。

記録(学科試験 3章-4-A)

  • 学科試験についてテキスト第3章「キャリアコンサルティングを行うために必要な知識」について要点テキストの読解と、1回目の一問一答を行った。
  • 3章-4-A「労働基準法」は同法についての過去問を整理したセクション。
  • 法定労働時間、休憩時間、休暇の付与、割増賃金、同法が”最低”基準であることなど、設問はある程度パターン化されている。
  • 大事だと思われるのは「設問を通じて、作問者は何を確認したいのか」だ。

メモ(労働環境の見通し)

  • 社会背景を鑑みれば…労働人口の減少・需給スキルギャップ(主に、企業側の需要スキルを満たす労働者が不足。とりわけDXやITにおいて)を背景とした“慢性的な人手不足”は継続中だ。
  • また、国内の超円安や世界的不景気など先行きが不透明な中、企業としては足元の存続を最優先に、人材を効率的に運用せざるを得ない。
  • 元々”ヒト”は経営資源の側面と、感情と意志を持つ人間の2つの側面がある。経営に余裕がない状況においては、“ヒト”を資源として運用する側面のバランスが強くなるのは自然なことだと考える。

メモ(企業から見た戦略)

  • それでは、企業による「人材の有効活用」はどのようになるだろうか。
  • これは大きく、以下4つの業務領域ごとに、戦略が異なってくると考えられる。
  • ①まず「高い専門性と信頼が必要な業務」。経営戦略・IT戦略・中長期の人材育成など全体統括的なものと、社内コア業務のコア部分など専門的なものからなる。ここには特に優秀な人材を配置し、社外流出を防ぐためケアを手厚く行う。
  • ②次に「専門性は低いが、信頼が必要な業務」。これは上記①のサポート的役割が多いだろう。たとえばIT戦略を作るためのデータを集めたり、資料作成したり、社内関係者に根回しするなどだ。ここには、長期雇用を前提とした正社員を主に配置する。
  • ③次に「専門性は高いが、信頼は不要な業務」。これは現代では外部に頼るのが通例だろう。たとえば会計領域なら、SAASをそのまま利用するなどだ。
  • ④最後に「専門性も信頼も要さない業務」。いわゆるルーチン的な仕事。ここは、RPAなどで自動化できればしたいのだが、「ロボを導入するより、低賃金で人を雇って行ったほうが安い」ところもある。将来は縮小傾向だし、直接的な利益は産みづらいので、短期雇用を前提とした要員を配置する。
  • また、待遇や福利厚生は①>②>④となる。ようは、より重要なところに集中投資する。

メモ(個人の生存戦略)

  • それでは、仮に企業の人材戦略が上記だとすれば、個人の戦略はどうあるべきか。
  • 領域①~④のどこに属しているにせよ「使い潰される」のは避けたい
  • 各領域ごとの注意点と対処を考えてみる。
  • まず領域①(専門・高信頼)の懸念は、①と②の境界が曖昧なケースだ。
  • 日系大企業では役割分担が曖昧なので、たとえばIT開発であれば戦略立案から社内根回しから資料作成まで全部「〇〇専門部長」が作成し、この人が目を通さないと先に進めない…というパターンが良く見られる。
  • 対処のひとつは、自らの専門性をアピールできるようにして、領域①に専念できるよう主体的に会社に主張することだ。
  • 次に領域②(非専門・高信頼)の懸念は、長時間労働とやりがいの欠如だ。
  • 日系大企業では簡単には整理解雇ができない一方、領域④の人がまずは領域②を目指すこともあり、この領域は“替えが効く”
  • よって、人員に対して、かなり多めの仕事が割り振られる。かつ、高年次になるほど困難な役割(トラブル解決やチームビルド)が割り当てられる。
  • 対処のひとつめは、「無理なくこの領域に留まる」もの。
  • たとえばメンタルヘルスの懸念があれば、すぐに心療内科に行き、症状に応じ傷病休暇を取得する。
  • また、もし子どもを授かったなら、育児休業や育児時短などを有効活用する。
  • ようは「無理をせず、制度を使い倒す」こと。そして余剰で、副業などを活用し「生涯続けられるやりがいのある仕事」を模索する。
  • (不謹慎を承知で、分かりやすたのため)もし、あなたが100均ショップでぬいぐるみを100円で買ったとして、それがボロボロになったとする。あなたは500円かけてそれを修理するだろうか。それとも100円で新しいものを買うだろうか。
  • “替えが効く”領域で無理をしてボロボロになるのは避けたい。自分で自分を守り、メンテナンスしていく”したたかさ”が大事だと思う。
  • 対処のふたつめは、「領域①にシフトしていく」もの。これは勿論専門性の習得と、率先したアピールが必要になる。
  • 最後に領域④(非専門・低信頼)の懸念は「仕事の消失」や「買いたたき」だ。
  • 労働環境において「(仕事の存続が)不安定」はかなりのストレスとなる。そのうえ低賃金ではモチベ―ションの維持が難しい。
  • 対処は、身を守りつつ、領域②へシフトするため、国や企業の制度を把握・活用すること。最低限となる労働基準法はもちろん、2020年4月に施行されたパートタイム・有期雇用労働法のような「不合理な待遇差の禁止」も肝要だ。
  • また、領域②にシフトするために信頼を得ることも重要だ。これは社会・企業倫理の遵守や、基本的な人間関係の醸成が必要になる。

メモ(何より大事なこと)

  • 何より大事なことは、企業任せでなく、自分でキャリアを作っていくという意志だと思う。
  • それが無ければ、主体的な行動は難しいからだ。

SQL(確認ドリル)

  • 直近はキャリアコンサルタント資格に集中する。
  • ただし、本業はIT領域であることと、プログラミングやSQLを毎日少しづつ触る行為が楽しいことから、SQLの確認ドリルを1日1問解くことは続ける。
  • なお、SQLはGoogle Big Queryに準拠する。

問題168

問題文

  • salesテーブルから、1回の注文(order_id)で、複数の商品(product_id)を購入した履歴のある顧客が何人いるか調べてください。

回答プロセス

  • salesテーブルは、user_id(顧客を特定するID)、order_id(注文を特定するID)、product_id(商品種類を特定するID)を持つ。
  • 今回は顧客と注文、2つの値をgroup byに指定するのがコツとなる。「顧客は複数の注文を持ち、1回の注文は複数の商品を持ち得る」という二重の入れ子構造になっているからだ。
  • そのうえで、havingで「複数種類の商品を持つ」ものを抽出すればよい。
  • 以上の抽出をサブクエリで行ったあと、これをfromで呼び出すメインクエリで、顧客単位で重複を排除して数える。
  • 具体的には以下のとおり。

考察

  • キャリアコンサルタント資格について。労働基準法など各種制度を学んだ。先行き不透明な社会で”使い潰されない”ためには、意志・信頼・専門性、そして各種制度を知り、使う”したたかさ”が大事と考えられる。
  • 趣味のSQL確認ドリルについて。本日は「salesテーブルから、1回の注文で、複数の商品を購入した履歴のある顧客が何人いるか調べる」を解いた。group byに顧客と注文の2つの値を指定して記述するのがコツであった。

考察のシンプル化と英訳(練習中)

  • In order to survive in society, I think that will, trust, expertise, and toughness are important.
  • (社会で生き抜くためには、意志・信頼・専門性・したたかさが大事だと思います)

参考資料

  • 国家資格キャリアコンサルタントになるには?/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
  • 国家資格キャリアコンサルタント学科試験要点テキスト&一問一答問題集/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
  • 国家資格キャリアコンサルタント実技試験(面接・論述)実践テキスト2022年版/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
  • 集中演習 SQL入門/木田 和廣/株式会社インプレス

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