この記事は「キャリアコンサルタント資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。
なお、並行して行っているSQLの学び(確認ドリル)についても書く。
キャリアコンサルタント資格
資格の概要(再掲)
- 「キャリアコンサルタント」として、キャリアに関する相談・助言・指導が標準レベルにあることを証明する。国家資格(名称独占資格)で、5年に1回の更新が必要。
- 試験時期は年に3回。形式は学科と実技。主催は協会と協議会。私は2023年3月に協議会で申し込み予定。
学習ロードマップ(再掲)
- 私はリカレント様の「キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座」を受講。
- 2022年10/1~12/3までは「応用実習・総まとめ」として週1回の対面講義を実施。11/12,11/19に修了試験あり。
- 現時点の詳しい学習計画は以下のとおり。(グレーは完了したもの。赤字は変更したもの)
学習記録
概況
- 現在は「面接重点期間」として、週1回の講義を中心に学習している。
- また、並行して学科試験、論述試験の学習を、参考テキスト(本記事の最後に記載)を元に少しづつ進めている。
記録(学科試験 3章-1-C)
- 学科試験についてテキスト第3章「キャリアコンサルティングを行うために必要な知識」について要点テキストの読解と、1回目の一問一答を行った。
- 3章-1-C「能力開発基本調査」は「リカレントの基礎理論で学んだ」部分ではあるが、能力開発基本調査は令和3年度版の公開が行われているため、カバーできるようポイントは確認し、問題集に追記した。
- 能力開発基本調査のポイントのうち、興味深い点は以下。
- ①自己啓発を行った個人は「労働者全体」で36%と、昨年度の32.1%から比較すると上昇している。
- ただし雇用形態別にみると「正社員は44.6%、正社員以外は20.4%」と大きな差がある。この傾向は「性別」「最終学歴」「年齢帯」「企業の規模」などでも類似している。
- あくまで一面ではあるが、「全員参加型社会の実現に向けた職業能力開発の推進」(第11次職業能力開発基本計画より)という観点では、課題だと感じられる。
- ②キャリアコンサルティングを行うしくみを導入している事業所は42.3%と5割に満たない。さらに、実際にこれを受けた者は労働者全体で10.6%であり、そのうち8割は上司・管理者との面談である。
- このためか、コンサルティングの目的も「労働者の自己啓発を促す」「労働者の仕事に対する意識を高める」が首位であり、「労働者の主体的な職業生活設計を支援する」は5位である。すなわち、企業主体・企業目線の目的だと感じる。
- なお、キャリアコンサルティングを行うしくみを導入していない事業所側の理由で最も多いのは「労働者からの希望がない」であるが、一方で個人側としては約5割がキャリアコンサルタントの利用要望があり、三分の二以上が主体的に職業生活設計したいと回答している。すなわち、キャリア形成支援の需給ギャップがあると感じる。
- ③職業能力評価で最も利用されているのは国家資格(約75%)で、人事考課や配置に使用される。
- 国家資格を取得することは、企業内で希望するポジションを獲得していくうえで一定有効であることが伺える。
SQL(確認ドリル)
- 直近はキャリアコンサルタント資格に集中する。
- ただし、本業はIT領域であることと、プログラミングやSQLを毎日少しづつ触る行為が楽しいことから、SQLの確認ドリルを1日1問解くことは続ける。
- なお、SQLはGoogle Big Queryに準拠する。
問題154
問題文
- salesテーブルから、「販売金額の合計が、2017年には10万円以上、2018年には20万円以上であったが、2019年には20万円以下」に該当する商品IDを求めてください。
回答プロセス① 仮想テーブルの生成
- salesテーブルは販売金額を持つので、2017年、2018年、2019年のそれぞれについて、問題文の条件に合致する商品IDと販売金額合計のリストを作成する。(whereとbetweenで絞り込む)
回答プロセス② 対象商品の抽出
- 3つのテーブルすべてを、商品IDで結合し、残ったものを抽出する。
- 具体的には以下のとおり。
考察
- キャリアコンサルタント資格について。本日は「能力開発基本調査」に関する過去問題を解いた。個人が”自分らしい人生”を自ら構築し、国や企業はそれを支援する必要がある一方、自己啓発やキャリアコンサルティングの実態は様々な課題が見られ、大変興味深い。
- 趣味のSQL確認ドリルについて。本日は「販売金額の合計が、2017年には10万円以上、2018年には20万円以上であったが、2019年には20万円以下である商品IDを取得」を解いた。
- 3つ以上の仮想テーブル作成、商品IDをキーにした結合など応用的な問題だったが、何とか解くことができた。
考察のシンプル化と英訳(練習中)
- In modern times, I believe that vocation is not something I find, but something I create.
- (現代においては、天職とは、見つけるものでなく、創造するものだと思います)
参考資料
- 国家資格キャリアコンサルタントになるには?/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 国家資格キャリアコンサルタント学科試験要点テキスト&一問一答問題集/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 国家資格キャリアコンサルタント実技試験(面接・論述)実践テキスト2022年版/柴田 郁夫/株式会社秀和システム
- 集中演習 SQL入門/木田 和廣/株式会社インプレス
コメント