この記事は「データベーススペシャリスト資格に興味はあるが、どのようなものか?どう学ぶのか?」という方向けに、具体的な内容と私自身の挑戦ログをお伝えする。学び中の方や、これから学ぼうとされる方の参考になれば幸いだ。
今回はSQL(関数の確認ドリル)について書く。また、データ分析の実践において重要である経済学について簡単におさらいする。
※この記事のSQLはGoogle Big Queryに準拠
問題034(SQL 関数の確認ドリル)
問題文
- 「products」テーブルから、原価(cost)の標準偏差を求めてください。
- ただし「products」テーブルはサンプルではなく、全数(母集団)と考えます。
stddev_pop関数のおさらい
- stddev_pot関数は標準偏差を求める。
- _以下がpopは全数、_以下がsampは標本(サンプル)の場合と使い分ける。
- 今回は全数(母集団)と考えるとのことなので、stddev_popを使用。以下のとおり。
経済学おさらい②
前回のおさらい
- 経済は我々の生活を左右する物凄いパワーを持つ。
- また、資本主義は現代において最も我々の生活に浸透している概念である。
- よって我々は経済とうまく付き合うために、先人の知恵を最大限活用し、その限界を知り、埋められない部分を自分なりに解釈する必要があると考える。
今回の概要
- 先人は何とか経済を制御・解明しようと試みたが、ツールとしての経済学はいまだ不完全である(前提条件が多く、「幸せ」等は考慮外)。
- 大事なポイントをシンプルに理解し、それをふだん使いすることがきわめて重要。
- よって、基礎と実践のバランスがよい良書を手元に一冊置くのが良い。
- 今回は「会社に入る前に知っておきたいこれだけ経済学」の中でも、特に気になったポイントを簡単におさらいする。
比較優位の原理
- 労働生産性によって得意分野を見極めること。国家でも個人でも使える。
- 国家レベルなら、A国がワインも毛織物も労働生産性がB国より高い(絶対優位)とする。しかしA国はワインも毛織物も全部こなそうとすると大変なので、一部B国と貿易した方が良い。世界全体が自由貿易に向かう理由の一つの考え方。
- 個人レベルなら、例えば弁護士と秘書の関係。弁護士は秘書業務もこなせるが、その時間で本来できる弁護士業務の時間が減ると、総報酬は下がるかもしれない。この逸失利益を慎重に考える必要がある。
- 気になった理由は主に2つ。国家レベルなら、保護貿易は使いどころが大事ということ。例えば農業を守ろうと思って過剰に保護しても、そのキャパで他にできることはあるのではないか?個人レベルなら自分の強みは何で、どう伸ばし、集中すべきか?など応用の幅が広そうだ。
比較制度分析
- 要は国家における「しがらみ」のようなもの。
- これを正しく把握しないと国際貿易はもちろん、自国の商売もおぼつかない。
- たとえば日本はメインバンク制度・終身雇用制度・年功序列制度が制度的補完性を持っており、銀行の不振により機能しづらくなった。しかししがらみはそう簡単に変えられない…と発想のスタートになる点が興味深い。
今後にむけて
- 「会社に入る前に知っておきたいこれだけ経済学」について。手元に置く一冊はこれにする。
- ミクロ経済もマクロ経済もカバーし、ゲーム理論や行動経済学の概念も抑え、GDPや日本経済の歴史と行く末などビジネスに必須な「最小限をわかりやすく」伝えてくれている。
- 数々の著名人へのヒアリングや、数多のフィードバックを踏まえた「使える」書籍だと強く感じる。
- もしテーマを深堀したい場合、データ分析や参考書籍で思索を広げるのも面白そうだ。
- 「経済」についてはこちらの1冊を。精神的自由や幸せの在り方については「父が娘に語る経済の話」を参考にしたい。
考察
- SQLについて。SQLについて基礎は一通り学習完了した。今回は「確認ドリル」を解いた。(データ内の標準偏差計算)
- 考察。経済学について人生戦略に必須の1%を抑えたい方に「会社に入る前に知っておきたいこれだけ経済学/坪井健一/ダイヤモンド社」はおすすめだ。理論と実践のバランスが良く、シンプルでわかりやすいからだ。わずか数行の文章に知識と知恵が凝縮されているのが感じられる。
考察のシンプル化と英訳(練習中)
- A good book is a collection of sentences that condenses knowledge and wisdom.
- (良い本は知識と知恵を凝縮した文章の集まりです)
参考書籍(該当箇所)
- 集中演習 SQL入門/木田和廣/株式会社インプレス(SQL確認ドリル)
- 会社に入る前に知っておきたいこれだけ経済学/坪井健一/ダイヤモンド社(ミクロ経済の基礎)
コメント